Anthropic、買い物・店舗運営向け「Claude Commerce Agents」をオープンソース公開

2026.09.03 エコシステム Anthropic

Anthropicは、買い物客を支援するshopping agentと、商品・在庫・販促などの店舗業務を支援するmerchant agentの設計・実装例「Claude Commerce Agents」をオープンソースで公開した。小売、旅行、通信、エンターテインメントの4分野で動かせるデモに加え、自社システムへ接続するエージェントを組み立てるClaude Codeプラグインも提供する。

両エージェントは、プロンプト、スキル、ツールの契約、実行条件を共通化し、Messages API、Claude Agent SDK、Managed Agentsの3方式で動かせる。shopping agentは検索、比較、カート作成、注文・規約に関する回答などを担い、merchant agentは売上分析、商品情報、在庫、価格、キャンペーンの管理を支援する。Anthropicによると、Claude上の買い物エージェントを導入した小売事業者では、カート金額が最大35%増え、購入完了率が60%高まった例がある。

公開された実装では、注文確定や決済をエージェントが直接行わず、店舗側の画面へ引き継ぐ。merchant agentによる変更も、人が承認するまで確定しない。デモ内の企業や商品は架空で、実運用では認証、法令順守、業務ルールを導入側が実装する必要がある。

同じ定義を複数の実行環境で使える構成は、試作からホスト型運用へ移す際にも設計を再利用しやすくする。一方、リポジトリはApache License 2.0の参考実装であり、Anthropicは継続保守を前提とした製品ではないとしている。