OpenAI、生命科学向け「Rosalind Workbench」をChatGPTで研究プレビュー

2026.08.29 エコシステム OpenAI

OpenAIは、生命科学向けの研究環境「Rosalind Workbench」をChatGPTアプリで研究プレビューとして公開した。生物学上の質問から出発し、専門モデルや解析ツールを使った計画、中間結果、根拠を一つの作業環境でつなげて確認できる。

Rosalind Workbenchは、創薬化学、ゲノミクス、実験支援などに特化したGPT-Rosalindを基盤とする。分子構造、配列アラインメント、組織スライドの専用ビューアを備え、タンパク質設計、小分子設計、構造・配列解析、病理、実験検証などのガイド付き作業を用意する。NGS Analysis Workbenchでは、FASTQデータから品質管理、RNA-seq、単一細胞解析までの計画を研究者が承認し、追跡可能な結果として受け取れる。

一般的な科学の質問に使うExplore modeと、複雑な生物学的解析を行うResearch modeを備える。Research modeは認証済み組織のメンバーが組織単位でアクセスを申請でき、個人向けアクセスは今後提供予定としている。

質問、ツール、解析、根拠を同じ場所で追える設計は、汎用チャットに専門モデルを追加するだけでなく、分野固有の作業手順と検証画面を組み合わせる方向を示している。研究者による計画承認と結果確認を残したまま、複数の解析工程をつなぐ作業環境として位置付けられる。